カゴ落ちメールとは、買い物かごにアイテムが残っていることを、
ユーザーにリマインドするメールのことを指します。
ECサイトの売上増加をより早く実現するため、
まずは購入直前で離脱した顧客にアプローチするカゴ落ちメールの
コンバージョン率を向上させることが最善の出発点だと判断しました。
今までは、ユーザーがサイトを離れた2日後のランチタイムにメールを一斉配信していましたが「月曜夜帯にショッピングをする人は火曜日の夜帯にもショッピングをする時間がある」という仮説のもと、ユーザーがそれぞれサイトを離脱したタイミングから24時間後の配信に切り替えた結果、コンバージョン率が13%増加しました。

プロの料理人向け包丁と爪切りなどの一般家庭向けの日用品では、
全くユーザー属性が異なるので、コンテンツのパーソナライズ化が必要でした。
そこで、貝印のウェブ上で商品を検索したユーザーに対して
検索キーワードに関連する商品のコンテンツをA/Bテストしながら配信しました。
具体的には「包丁」と検索したユーザーに対しては、包丁の使い方動画と選びかた動画を配信しA/Bテストを実施。
さらに、メールの件名でもA/Bテストを繰り返し、その結果メールの開封率は50%向上しました。